こんにちは。筑波大学芸術専門学群4年の久保木結香です。
この記事をご覧の皆さんは、つくば市谷田部にある「千歳通り」という場所を知っていますか?私自身はその場所に実際に行ってみるまで知りませんでした。ということで、今回はつくば市谷田部の「千歳通り」がどんなところなのかを紹介していきたいと思います。
千歳通りは上記マップの赤線で示した場所にある通りのことです。国道354号線を谷田部交流センター・谷田部郷土資料館のある交差点の南方面に伸びており、周囲には市民ホールや谷田部総合体育館、谷田部陣屋跡があるつくば市立谷田部小学校など街の主要な施設があります。
通りの名前は、小学校の校庭に生えていたが、平成5年(1993年)に枯死した「千歳松」に由来しています。この千歳松の幹の輪切りは現在、谷田部郷土資料館に保管されているそうです。(『歩いて発見!谷田部マップ 2013年3月発行(第2版)』アースデイつくば実行委員会編集 より)
ここからは私が実際に行って見つけた千歳通りの面白いポイントを紹介していきます。
まずはこちら。道路の舗装です。千歳通りは途中まではごく一般的なアスファルト舗装となっていますが、ECOアクセスチェーンつくば店さんのある交差点から南側の道路がちょっと変わった舗装になっているんです。(今回の記事ではこの変わった舗装になっているエリアで見つけた面白いポイントを紹介しています。) 写真は逆光気味でわかりにくいですが、全体が赤茶っぽい色と白っぽい色のタイルで車道と歩道がともに舗装されています。2系統の色のタイルをうまく配置して車道と歩道を分けてデザインしていて面白いです。歩く際はうっかり車道を歩かないように気をつけてくださいね。
次はこちら。ちょうど舗装が切り替わる部分にたてられた看板と背後の信号機を写したものです。看板に書いてある通り、この2つの信号機は常時、黄色点滅をしているんです。変わった信号機は全国にいろいろありますが、私自身このような信号機に出会ったのは初めてだったので面白いと思いました。変わった舗装の道路だから走行時の注意喚起のために設置されているのでしょうか?理由はともかく、黄色点滅し続ける信号は普段はあまり見かけないので珍しい光景だと思い紹介してみました。
次はこちら。なにやらオブジェと東屋のようなものが見えますね。この場所は小さな公園のような場所になっていました。お花が植えられていたり、ベンチが置かれていたりしていました。歩道が公園と融合したような場所で、小さな公園というべきか、それとも広い歩道というべきか、なんとも不思議な空間です。取材時は天気や時間帯の関係か人の姿は見られませんでしたが、地域の小さなオープンスペースとして人がやってきそうな場所でした。
最後はこちら。素朴な絵柄のタイルです。千歳通りにはこのような絵が描かれたタイルが何箇所かに見られます。デザインも数種類あり、通りを歩くときに下を見て探してみるのも楽しいです。他にどんな絵柄のタイルがあるのかは実際に来てみてからのお楽しみ。見つけたら上の写真のように自分の足を入れて撮影してみれば実際に自分で発見したという記録が残せます。床マニア・タイルマニアの方はぜひ足を運んで全てのデザインをコンプリートしてみてはいかがですか?
今回は谷田部の千歳通りで私が見つけた面白いポイントを少しだけですが紹介しました。千歳通りは紹介したものの他にも普通の道には無いちょっと変わった景色を見ることができる面白い通りです。秋には「谷田部市街地のオータムフェア」というイベントが開催されます。会場の一部として千歳通りの一部が使われ人で賑わうそうです(残念ながら昨年私は行けず…)。ちょっと変わった「千歳通り」を見に谷田部に訪れてはいかがでしょうか?
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