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執筆者の写真けいた とさき

歩いて見つけた”ランドスケープ” 一面の田園風景に誘われて


 こんにちは。理工学群 2年の戸﨑景太です。今回僕が訪れたのは、つくばR8地域の中の大曽根です。大曽根へは、筑波大学の北の端に位置する一の矢学生宿舎からさらに自転車で10〜15分ほど北上すると行くことができます。広大な田んぼや桜川、北側に筑波山を望むことができ、非常に自然に溢れた場所です。一度自動車で訪れたものの、後日天気の良い日に自転車でも足を運んできました。田んぼ道をサイクリングするのはとても気持ち良かったです。ここからは、僕が大曽根を巡ってみて見つけた"ランドスケープ"を紹介していきます。


 大曽根を訪れてみて、最初にその緑の多さに驚きました。東大通りから外れて少し進んだだけで、上の写真のような風景が広がっていました。交通が多く、自動車の音ばかり聞こえる道から一気に静かで緑の多い田園風景へ、、、。ギャップがすごいです。さて、僕はこの風景を見て、田んぼ道と等間隔に並ぶ電柱、奥にそびえ立つ筑波山からインドのタージマハルを連想しました。よくよく調べてみると似ても似つかない。ですが、筑波山という視対象に向かって視点場から真っ直ぐに伸びる田んぼ道と左右対称の景色が美しく感じました。


 この写真は君島橋から撮影した桜川です(君島橋は大曽根の外)。桜川は大曽根と北太田の境界を流れ、霞ヶ浦に注ぐ一級河川です。水戸にも桜川があるそうです。桜川はその名の通り、桜が有名で奈良県の吉野と並び称されるほどの桜の名所だそうで、「西の吉野と東の桜川」と言うそう(Wikipediaより)。みなさん知っていましたか?僕はこんなに近くにあるのに知りませんでした。写真ではゆったりと流れていますが、昭和の初期には大雨で堤防が決壊したこともあったそうです(Wikipediaより)。


 田んぼ地帯を進んでいると写真のような小規模の林のようなものがいくつか見られました。このような田んぼの中にある林は、「社寺林」である可能性があります。社寺林とは、「日本において、神社(鎮守神)に付随して境内やその周辺に、神殿や参道、拝所を囲むように設定・維持されている森林である。」Wikipedia

社寺林は、自然に対する科学的な理解を深めるために役立ちます。なぜかというと社寺林はその地域の本来の植生を残していると考えられるからです。そのような意味から森林生態学では重要視されているそうです。


 大曽根では多くの神社やお寺を見かけました。その中で僕が特に興味を持ったのは、神社と小さな公園が一緒になっているものです(写真を撮り忘れた!上の写真は社寺林らしき林の中の小さな神社)。公園といってもブランコと少しのスペースがあるだけのものでしたが、、形式としては共有地公園に近いのかなと考えました。利用を制限する領主のような存在はいないと思いますが、ご高齢の方が朝早くから運動したり、夏休みになれば子供が朝のラジオ体操をしたりするんだろうななんて思いながら眺めていたら写真を撮り忘れました。


 大曽根は自然に溢れたとても良い場所でした。日常生活で疲れたら自然に癒されてみるのはいかがですか?是非訪れてみてください。

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