こんにちは。芸術専門学群2年の金子佑介です。
今回は栄地区を歩いて見つけた、つくばらしい魅力の溢れる景色についてご紹介します!
つくばといえば、であげられることも多いつくばの代名詞とも言える山、筑波山。筑波山は日本百名山にも名を連ねており、標高は877mとさほど高くありませんが、男体山と女体山の2つの峰が特徴的な美しい山です。
上の写真は栄地区を歩いていて取れた写真です。写真の中央、手前側に見える山の奥側に筑波山があるのが分かるでしょうか?栄地区からはこのように筑波山をとても綺麗に見ることができます。特徴的な2つの峰が田園風景と綺麗な空によく映えていますね!
筑波山は季節によって多くの花が咲き、様々に表情を変える山なので、また違う季節にも来てみたいなと思いました。
ここで突然ですが、クイズです!
この上の写真はある茨城の名産品を育てている様子を撮った写真ですが、何を育てているでしょうか?
特徴的な葉と花の形に注目すると分かるかもしれません。
正解は…ハス、レンコンを育てているところでした!
レンコンはハスの根の部分なのですね。
茨城県はレンコンの産地として有名ですが、実は茨城県はレンコンの収穫量が全国1位で、全国の収穫量の約半分を茨城県産が占めています!
私は出身が茨城県ではないので、こんなに近くで沢山のハスを見たのは初めてで、ハスの葉や花が想像よりもかなり大きく驚きました!写真を見ると、ハスが網に囲まれているのがわかるかと思いますが、これは鳥による食害からレンコンを守るためだそうです。
レンコンの収穫作業をしているところも見ることができました。
写真は水に浸かりながら泥の中からレンコンを掘り出してカゴに入れ、カゴをトラックに積もうとしているところです。トラックの荷台にはレンコンが積まれたカゴが沢山並んでいました!
上の写真では、上に向かって放水しているような様子が見られますが、これは、レンコンを収穫する際にホースで根の部分に水を勢いよくかけることでポンプの水圧によって泥を除けるための機械だそうです。
また、地元の方にインタビューをしてみたところ、レンコンの産地茨城県では、「芽バス」が特に美味しくおすすめだそうです!
芽バスはレンコンの先端の、芽がついた小さな部分で、痛みやすく通常は切り落とされてしまうため市場にはあまり出回らないそうですが、この部分は繊維が少なく、柔らかくてシャキシャキとした食感が特徴的なため、炒めたり焼いたりして食べるのはもちろん、サラダにして食べてもとても美味しいそうです。
流通の少ない芽バスは地元の野菜の直売所などで買うことができるようです。芽バスについては今回初めて知りましたが、レンコンの産地でしか味わうことのできない芽バスを私もぜひ食べてみたいと思いました!
最後に、長屋門や古民家といった伝統的な建築物について紹介します。
つくば市は未だに伝統的な建築の家が多く、開発の進んだ研究学園都市付近でも、今でも伝統的な家が見られると耳にしたことがありましたが、この栄地区では本当に多くの伝統的な建築物を見ることができました。
上の写真は栄地区を歩いていて見つけた「長屋門」という造りの門です。長屋門とはその名の通り両側が長屋になっている門のことで、かつてはその長屋に家臣などを住まわせていたと言われています。
このような長屋門の他にも、栄地区には瓦の屋根や漆喰で塗られた壁、石塀など、の伝統的な材料や建築法を用いた民家が沢山ありました。古民家を利用したカフェなどもあるようなので気軽に伝統的な建築物に触れることができると思います。
つくば市では、近年開発が急速に進んでおり、利便性や「研究学園都市」ということばかりに目を向けられがちですが、今回訪れた栄地区には昔からの風景や名産品など、古き良き、伝統的なつくばの魅了が凝縮されていると感じました。
つくばの伝統的な魅力溢れる栄地区を皆さんもぜひ訪ねてみてください!
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