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歩いて見つけた”ランドスケープ”   「谷田部祇園祭」に参加してしまった

こんにちは。芸術専門学群2年の室和沙です。

今回はつくば市R8から谷田部を選びました。

私は元々大学に東京駅から高速バスで通っているため、谷田部を訪れるにあたって

高速バスで東京駅〜つくばセンター、そこからバスを乗り換えつくばセンター〜谷田部車庫、またバスを乗り換えて(つくバス)谷田部車庫〜谷田部窓口センターと

乗り換えを繰り返しながら谷田部の中心部へと向かいました。

しかし帰る時に、みどりの駅が近くにあることに気づき、複雑な交通手段で来たことを後悔しました(泣)。


実は今回谷田部には一人ではなく友人と訪れたのですが、行きに予想以上の時間がかかってしまったために、私は遅れて到着することになりました。向かっている間に、友達から「谷田部窓口センター付近で祭りがやっている」との情報が入り、当初待ち合わせ場所だった谷田部車庫から窓口センターへ集合場所を移しました。

やっとのことで15時半頃、谷田部窓口センターに到着。そこにあった光景は、、、

なんと広場に沢山のキッチンカーやハンドメイドのアクセサリーやバッグのお店、祭要素たっぷりのゲーム屋台が並んでいるではありませんか!

祭りとは聞いていたものの、想像以上の規模に驚きました。

実はこの日(7月15日)と16日はなんと、ここ谷田部で「谷田部祇園祭」が開催されていたのです。しかも、こんなに盛大な祭りは3年ぶりだという(コロナにより)、、、なんという奇跡でしょう。広場では子供から大人まで、久しぶりの祭りに胸を躍らせてとても賑わっていました。私もこの時暑さや空腹で死にそうだった為、チーズ肉巻きおにぎりとパインジュースを買い、この「祭り」の雰囲気を満喫しました。



さて、谷田部窓口センター駅周辺から少し道を外れて住宅街(南)の方へ歩いて行くと、

道路が封鎖され、そこにも屋台やステージなど祭り会場が広がっていました。先ほどのような大きな広場にキッチンカーがまばらに配置されているのではなく、こちらでは長い「通路」を利用したことで人の流れが分かりやすく、また見通しが良いことなど、整然とした印象を受けた気がします。どちらが良いという話ではないですが、普段はただの道である道路も、このように店舗を並べるという条件においてとても有効的に使えるということを学びました。

この道を写真左方向にまっすぐ歩いて行くと、、、

なんと神輿を見つけました!

左の小さい方は子供神輿でしょうか。右は確か女神輿だったと思います。少し夕方にかかった時間帯だったので、残念ながらこの二つの神輿が担がれている様子は見ることができませんでした。

しかし、久しぶりにみる神輿に見惚れていると、奥の方から「わっしょい、、わっしょい、、」とこの何倍もの神輿が揺れながら通りすぎるのが目に入りました。写真左側に写る、お囃子用を担当するこの地域の方によると、谷田部の祭りは江戸時代後期から始まったようです。すぐ近くに八坂神社があり、只今担がれている神輿も八坂神社のものです。創建されたのは江戸時代中期頃だそうです。

あれ、なんでこんなことになったのでしょうか。

先ほど奥で通り過ぎた大きな神輿を担いでるではありませんか。

細かい経緯はさておき、これは私(緑のズボン)と友人が神輿を先頭で担いでいる写真です。わざわざ顔を隠すハートの色を変えてみましたが、明らかに服装が違う人が先頭にいますね。身長が低いせいか担ぎ棒を肩に乗せることができず、手を添えるだけという不慣れさを前面に出しながら、約50m神輿の移動をお手伝い?させていただきました。

神輿を担ぐのは初めてだった為、予想外の方向に曲がったり、中々リズムを掴めなかったり、難しくて体力のいるものだなと気付かされました。

私の地元でも毎年祭りがあり、2年に一度は神田神社に神輿宮入りをします。私も幼い頃から毎年祭りに招集され神輿の前を金棒を突きながら歩く「金棒隊」として参加してきました。祭りの前になると練習の頻度が増え、強制的に連れて行かれていた為あまりいい思い出ではないのですが、それでも本番は地元の半纏を見にまとい、沢山の人に注目されながら神田神社に向かう自分を誇りに思っていました。

地域の方達と接するたびに、全く違う場所なのに地元と同じ空気を感じました。皆さんとても温かく、神輿を担がせていただいた上にお茶やコーラもいただき感謝でいっぱいです。



また、神輿を担いだ道路の奥にある玉川堂という和菓子のお店に訪れました。ここはかつて玉川館という映画館があったそうです。先ほどの子供神輿あたりでお囃子をする方達と話していると、現在の玉川堂の店主の息子さんに会うことができました。その方曰く、小学校低学年くらいまでは映画館を現在の店主(お父様)が経営されていたそうです。周りの地元の方達も「懐かしいな」と盛り上がり、谷田部の歴史を感じる瞬間でもありました。

玉川堂ではおすすめの黒大福を一つ買い駅で食べましたが、ありえないくらいに美味しく10個くらい買って帰ればよかったと後悔しました。柔らく伸びのいい皮と甘さ控えめの餡は、今まで食べた中で一番美味しい大福でした。ぜひ皆さんにも食べてほしいです!


最後に、時間があったため広場に戻りバスが来るまで楽しんでいると、祭り主催の方に話しかけられました。つくばなど関東圏を中心にマルシェを企画運営している方で、神輿を担いだ話をすると驚いていました笑。マルシェの企画をする上で筑波大生などバイトを募集しているそうなので、皆さんも参加してみてください!



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