みなさんこんにちは。
初めての記事で緊張しております、、、芸術専門学群2年の伊藤玲那です。
私が今回紹介するのは水の神様を祀っている八龍神社です。
八龍神社は中根ふれあい公園に隣接していて、中根の商店街を西方向に進んだ右手にあります。
『八龍神社』という名だけに拝殿前にある二つの石灯篭にそれぞれ四つの龍が彫られおり、合わせて八つの龍が現れています。
なぜ龍なんだ?と思ったのも束の間。
この神社は水の神様を祀っている神社。水のあるところには龍が存在するんですね。
こちらは拝殿の後ろにある御本殿。
格子で囲われ屋根がかけられていて見えにくくなっていますが、御本殿に触れないようなかたちで雨風から本殿を守っています。
地区の方にお願いしまして普段は入れませんが、今回は特別に中に入って御本殿を見ることができました。
そしてこの御本殿、他の神社とは少し異なるのですがお気づきでしょうか。実は向きが他の神社とは異なる西向きなんです。
多くの神社の本殿は南もしくは東を向いています。古くから『天子南面す』と言われるように神様も南の方角を向いていることが多いです。しかし、この御本殿は西向き。。。なぜでしょう?
これは八龍神社が面している中根の商店街の通りを西方向にずっと進むと高台の中腹に見えてくる體見神社(すがたみじんじゃ)が大きく関わっています。
この周辺の地帯は田んぼが広がっており、そのため豊作を願って水の神様が祀られています。そして體見神社も八龍神社と同じく水の神様を祀っています。
しかし、平地にある八龍神社は近くを流れる桜川による水害の被害を高台にある體見神社よりも受けやすかったため、水の争いがあり、二つの神社は仲が悪かったされています。
體見神社は東向きに建てられたため、そこで向かい合うようなかたちで西向きに建てられたのが八龍神社というわけです。
なるほどー。神社の御本殿の向きに注目してみると地域の歴史やその土地の文化が見えてきたりして面白いですね。
そして神社周辺を散策してみると所々に祠が。
安産祈願でおなじみの水天宮の祠。
稲荷山神社の祠を発見。狐がかわいい。
国鉄のバスが通っていた名残りで青いベンチがポツンと置かれています。
八龍神社は地域の夏祭りの拠点であったり1月12日(2020年)には地域で古くからやっている神社祭りがあるそうなのでそちらにも今度訪れてまた記事で紹介したいと思います。
ではでは。
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