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杉山葵子

小田児童館に遊びに行こう!〜いま大人気の児童館の秘密を聞いてみた

こんにちは。芸術専門学群2年の杉山葵子です。

今回私がご紹介するのは、『小田児童館』です!




小田児童館は、旧小田小学校の隣に位置している市立の児童館です。つくば市で最も広い土庭がある児童館ですが、なんと隣の旧小田小の校庭でも遊べるので、度々そちらで鬼ごっこが開催されているのだとか。


お隣の旧小田小学校。


そしてこの小田児童館、去年は1日15人程度だった利用者数が今年は40人にまで増えるという飛躍的な利用者数の伸びを見せているんです!一体なぜなのでしょうか?今回はその秘密を探るため、小田児童館館長の小神野さんにお話を伺ってきました。



館長の小神野さん。快くインタビューに応じてくださいました。


まず小神野さんが大切にしているのは「子ども目線」。誰しもが小さい頃には言われたであろう「やっちゃいけない」「しちゃいけない」「あぶない」という言葉が、ここ小田児童館では一切言われることがないんです。その理由は、「自分で学ぶのが大切」だから。何でもまず自分でやってみて、痛い思いをしたら自然とやらなくなるだろうとお話されていましたが、確かにそうですよね。もちろん叱る時はきっちり叱るそうですし、館庭と駐車場の間はコーンで仕切られ安全対策もバッチリです。安全な環境で思いっきり遊べるのは、保護者の方にとっても安心ですね。




また、そういった方針だからこそ、「地域や保護者と密な関係性をつくる」ことを大切にさせているのだとか。何かあったらすぐ館長に言うことができる関係性を目指している小神野さんは、このインタビュー中も保護者の方がお子さんを児童館に預けに来る度、必ず顔を合わせてお話されていました。

この小田児童館は小学校が近くにないことも大きな特徴で、このあたりに住んでいる子どもたちはみんなバスで小学校に通っています。少しでも子どもたちが児童館を訪れやすくするため、バス停まで子どもたちを迎えに行っているそうです。


地域とも密接な関係をつくる小神野さん。以前開催した児童館まつりでは、地元の企業に協賛してもらい、地場産業品を景品にした抽選会も開催しています。お祭りが子どもたちにとって自分たちの住む地域のことを知るきっかけづくりになっているのはすごくいい取り組みだなあと思いました。


また、小田児童館では「ひよこの会」という名前の未就園児のお母さんたちの集まりも開催されています。この集まりによって、子どもたちは小さいうちから児童館に来るようになり、大きくなって幼稚園を卒業しても、児童館で集まっているのだとか。実際に違う小学校でも児童館では一緒に仲良く遊んでいる子たちもいました。大きくなっても集まって遊ぶ場所があるのは、子どもたちにとっても嬉しいんじゃないでしょうか?



こちらは子どもたちが植えたゴーヤ。自由に持って帰っていいことになっているそうで、私たちにもお裾分けしていただきました。秋にはさつまいもを収穫して焼き芋大会を開催するそうです。


児童館に遊びにきている子どもたちはみんな元気で、私たちにも挨拶してくれました。館長さんとも気軽に友達感覚で話しかけているのを見ると、本当に近い距離感で普段から接しているんだなあと感じます。実は、筆者は小さいころ近くに児童館がなかったので、今回の取材で初めて児童館という場所に足を踏み入れたのですが、来ている子どもたちが本当に楽しそうに遊んでいる姿が印象的で、私もこんなところで遊びたかったなあと思ってしまいました。そういった場所になっているのも、子どもがどうしたいかを常に考えている館長さんのおかげですね。


子どもたちの集まる場所、小田児童館に皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね。きっと素敵な出会いが待っているはずです!

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