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地域の拠点、どう使う?

こんにちは。筑波大学大学院環境デザイン領域修士1年の勝山祐衣です。

今回はプロジェクト概要です。


プロジェクトのはじまり

 2021年春、大学院の授業をきっかけとして、栄地域活性化協議会の話し合いの場に同席させていただいた。この日は「授業の一環としてのインタビュー」という形式で、学生がリストアップした質問項目が用意されていた。つくば市が近年推し進めている周辺市街地活性化に関係した、「どんな地域にしていきたいか」「これまでの活動について」「活動する中で困っていることは何か」といった類のものだ。


 しかし、栄の方々と実際に話した中で私に強い印象を残したのは、想定していた話題ではなく、雑談のほうだった。つくばエクスプレスが開通する以前の話から、栄という地名の由来、地域に多い長屋門のこと、地域で採れる野菜や米の美味しさ、それらの調理法まで、本当にいろいろなことだった。しかも、それらをとても懐かしそうに、愛おしそうに話してくださった。


 彼らの、自分の生まれ育った地への愛情が、たった1時間とすこしの会話でもすごく伝わってきた。これが、私が栄地域に入れてもらって活動したいと思ったきっかけだった。




プロジェクトの概要


 つくば市栄地域の交流拠点“さくら交流館”は、商店サクラヤの一部を改装し、地域の交流拠点として2020年春に完成した。栄に住む誰もが、予約なし・無料で利用できる。

 しかし、地域の拠点としてはまだ模索中の段階にある。

「まだまだ知られていない」

「ここが近所に住む人たちの居場所になったらいい」

「ここで何かやってみたいと思う人が集まってきたらおもしろい」


 新設した交流拠点の在り方や使い方は、インタビューの中で特に印象的だったため、空間デザインや環境デザインを学ぶ私が一緒に考えられること・できることはないか?と思い、ご相談したところ、ぜひ一緒に!ということで機会をいただいた。

 タイトルの「地域の拠点、どう使う?」は、当事者である栄地域の方々ときちんとやりとりしながら、現状未確定である交流館の使い方を一緒に模索していきたいとの私の思いから名付けたプロジェクト名だ。

 まずは1年という期間ではあるが、今のできるだけのことをしたいと思っている。

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