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執筆者の写真澤出 望生

北条のまち 大池、官衙遺跡、iriai tempo

こんにちは、芸術専門学群2年の澤出望生です!


こちらの記事では自分が北条の大池付近を歩いて見つけたランドスケープたちを紹介していこうと思います。なぜこの辺りに目をつけたかというと、Google Mapで北条を眺めてお店などを探していた際に、大池がパッと目に入って面白そうなところだ、と感じたからです。

そこで最初は大池に訪れてみました。

緑色がとても美しいですが、この写っている木はほぼサクラの木なので、その様子を調べてみると1面ピンク色の素敵な風景の写真も出てきました。この日はとても暑かったですが、木陰が涼しくていい空間でした。同じ背丈の木たちが池と土手に沿ってぐるっと立ち並んでおり、背景の山々や晴天と相まっていい写真になっていると思います。

さて、この大池は3つに分かれていて、そのうち2つは小さい池になっています。ひとつは大きな池と細めの土手で隔たれており、残りのひとつは道路を挟んだ向かい側にあり、蓮の花がたくさん咲いていました。次の写真はその土手の写真です。正面から見ると、池同士に挟まれ、地面に生えている両側の草や木々も作用して、小道の奥側に目が行きます。さながら意図せずに生み出されたビスタ景観のようだなと感じました。奥はもっと木が鬱蒼としていて、セミも沢山鳴いていました。

この写真で右手が小さい池なのですが、池のヘリでは椅子とパラソルを設置して釣りをしている人達がいました。何の魚を釣ろうとしていたのか気になる限りです。

ここから次の場所に移ります。次のふたつの写真は『平沢官衙遺跡』というところの写真で、場所としては大池からほど近くです。『官衙』とは役所のことで、ここは米を税として徴収・保存している倉が発掘され再建された遺跡になります。もともとは15棟ほど建物があったのですが、その中から重要な3つの倉が復元されたそうです。

一枚目の写真を撮った場所のすぐ右側には案内所があり、管理人さんが気さくに話しかけてくださいました。案内所には遺跡の解説ビデオもあり、(アスペクト比がブラウン管時代のものでしたがわかりやすい解説でした)3棟だけ復元された過程やほかの建物の跡、立体ではなく平面で復元した棟などについてよく知ることが出来ました。柱の跡の本数の違いから倉の造りを予想して復元したり、素材を考えたりなどの過程もそれを通して見ることが出来ました。このビデオを踏まえた上で再度この遺跡を歩いてみると、昔の頃の姿などがよりはっきりと想像出来てとても良かったです。最初はここに行く予定はなく、食事をした場所から見えて気になり訪れたので、案内所の管理人さんに声をかけていただいて本当に有難かったです。自分たちだけだったらビデオを見させて欲しいと頼むことも多分していなかっただろうなと思います。

最後に、大池周辺から帰る際に『iriai tempo』に訪れました。ここは第2回の授業でR8の紹介を受けた時に、実際に実行に移した例として挙げられていました。事前リサーチを行い北条に行こうと決めた後で、この存在を思い出しせっかくなので寄ってみました。もうひとつの記事で書いた洋食屋のご主人もこの場所を知っていたらしく、話が盛り上がりました。

実際訪れてみると、Webサイトで見ていた写真の印象よりもより人間味があってあたたかいと感じられる空間でした。自分が小学生の頃に近所にこんな場所があったら、友達とおやつを食べたりおしゃべりしに何度も通っていたことでしょう。無料で頂けるホットコーヒーもあったのですが、訪れた際は気温がとても高かったので、またの機会に取っておくことにしました。また訪れてみたいです。

以上、自分が北条で見つけた素敵なランドスケープ達でした。


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